博士学生ルナちゃんの日常

某大学博士課程の日常です。研究やらエンジニアリングやら旅行やら投資やら雑多。

ADHD検査を受けた話

こんにちは,ルナちゃんです。タイトルにもあるとおり,今回のテーマはADHD

 

そもそもみなさんADHDって知ってますか?Attention deficit hyperactivity disorder の略らしいです。日本語だと注意欠陥多動性障害とかいうらしいです。改めて思いますが,漢字が多く並ぶと酷く理解しづらいな。

一言で言うと発達障害の一種。症状は,漢字満載の文字面にもあるように,大きく分けて「注意欠陥」と「多動性」に分類されます。もう少し細かく症状を見てみましょう。

 

ADHD ver.注意欠陥

  • 忘れ物・失くしものが多い
  • 約束などを忘れてしまう
  • すぐに気が散ってしまう
  • ケアレスミスが多い
  • 順序立てることや整理整頓ができない

etc...

ADHD ver.多動性

  • じっとしていられない
  • 静かにできない
  • 手足をそわそわ動かしてしまう
  • 急に走り出す
  • 質問が終わる前に答えてしまう

etc...

 

といったとこ。これが障害なの?とも思うけど,日常生活に支障が出るレベルの人間もいる。個人の特性によって生活がしづらくなるという面で言えば,ADHDであろうと立派な障害だと思う。逆にこれらの項目を完璧に満たしていたとしても,難を感じていない場合は障害じゃないんじゃないかな?とも思ったり。

 

私はそんなADHD疑惑が自分にあるんじゃないかなと思っているわけだ。

私は何かとミスが多い。日程調整とか特に苦手で,美容院などの予約はいつも時間を間違える。気をつけても間違える。特に12:30~みたいな30分刻みの予定になると終了。これに関しては間違えなかった試しがない。
あとは書類作成もすこぶる苦手だ。何度書き直しを命じられたことか。これに関してはまず苦手意識があって手につけられないところから始まるし,無理矢理作り始めてもやはり注意が散漫して文字が読めない。
そして多動性......とかって書き始めるとキリがない。つまりのところ,私はADHDの症状に対して,身に覚えしかない。これってワタシジャンッッッッッッ ってなってるわけだ。

 

そこで私はADHD検査を受けることにしたのだ。幸いなことに私の大学では無償で検査を受けることができる。普通に受けたら数万かかる検査を無償。最高。でも医者が診断するわけじゃないから,診断書が貰えるわけではない。傾向がわかるってだけ。

それでもよかった。私は自己分析大好きマンな訳だが,こうやってテストを受けて自分自身の客観的な傾向を知りたかったのだ。そして,カウンセリングを通じて生きやすい工夫とかも教えてもらいたかった。

 

検査の内容は,アンケートと能力検査だ。アンケートではADHD症状に当てはまりそうなことをひたすら聞かれた。こういう経験ある?みたいな感じ。こちとらADHD疑惑を感じて自分自身の足で検査を受けてるわけだから,アンケート如きで「あなたADHDですよ」なんて言われてもしっくりこないな,なんて思ってた。

問題は次の能力検査。これこそ値で自分の特性がわかる。使用したのはWAIS-IVというテスト。対面でテストを行う。細かいことは言えないけれど,脳の処理速度とか一度に処理できる情報量とか,そういった各項目に対してIQを出していく感じ。計算させられたり積み木させられたり,文字書かされたり,お絵描きしたり,なかなか楽しかった。ただ時間が長い。2時間くらいはずっと検査をするので疲れてしまった。

 

どこかのサイトで各項目のIQの差が激しいとADHD診断されるとか書いてあったけど,そういった説明はなかった。私の場合20程度の差があったが,これが大きいのか小さいのかは知らない。とはいえ,全て平均以上のIQを叩き出した点で言えば,いい脳みそもってんだなと思った。

 

結果としては「ADHDの可能性が高い」の見解。(知ってた。)結局これも統計の世界なので言い切ることはできないのだろう。かといって学ぶことがなかったわけではない。

私は短期記憶が得意という結果だった。確かに居酒屋でバイトをしてた時から思っていたことでもある。受けた注文をメモに書かなくても割と平気なタイプだった。

そして視覚情報を頼りにした迅速な処理が比較的苦手。これどう考えても書類。書類に関しては「マジで本気で死ぬほど時間掛ける」&「奇跡的に集中力を発揮」の2条件を満たした場合に限り,意外とミスなくできたりするのだ。

診断書がもらえるわけではないが,こういった特性を元に,日常で使える工夫なんかを教えてもらった。私なんかはリーディングマーカーなんてものをお勧めされた。

 

自分がどの行・列を読んでいるのかが丸わかりなやつです。読書してると同じとこずっと読み続けちゃう現象とかを解消できる優れものな訳。

何これ最高じゃんッッッッッッ

わかる人にはわかるかもだけど,これは流石に最高。即買い。愛してる。

 

 

ってな感じで自分の特性を理解する機会として今回の検査は大満足でした。より自分のことを認められるようになったし,リーディングマーカーなんていう相棒にも出会えたわけです。

皆さんも興味があったらやってみてね。診断されるだけで気持ち的に楽になるかもしれません。自分の特性を愛せるような人間になりたいよね。

では,ここまで読んでくれてありがとう。いいことがありますように。

 

 

 

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余談だが,先日投稿した↓の記事にて

runa-cha.hatenablog.com

 

はてなブログの使い方をよく知らないルナちゃんのせいでこんなことになってました。恥ずかしすぎでは?自分自身で5つも星つけちゃってる。これどうやって消せるのかわからなくてそのまま放置し続けてる。

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